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お酒と畑と本があればいい、そんな人生のほほん日記。
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ふーこ。
今日は愛犬ふーこの命日。
去年の朝5時に死んだ。 東京で病気にかかり全てをなくし、 かなりやさぐれて帰って来たおれ。 母が大きな愛で助けてくれ、 愛犬ふーこが癒してくれた。 ふーこの存在はかなり大きく、一緒に畑へ散歩していた毎日はおれの精神を治してくれた。 運がいいのか悪いのか、まだおれの身近な人は誰も亡くなってはおらず、 愛した人も亡くなった事がない。 それだけにふーこの死はおれにはとても辛く、 人目を憚らず泣いてしまったっけな。 おれが18で家を出た年に家にやってきて、 おれが家に帰って来て一年で死んだ。 家に一人でいる母をおれの代わりに守ってくれ、寂しさを埋めてくれたのだろう。 死ぬ少し前からふーこは食欲もなくなり、 好きだった散歩に行かなくなり、 無理に散歩に連れ出した時は、歩いていて途中で転んでしまうほどだった。 自分の足では立てなくなり、おれが抱えて家に帰って来た。 その切なさといったら。 去年の今頃、母は旅行で海外に行き、 ふーこの死に目にはあえなかった。 旅行前、帰って来るまで生きていてね、とふーこを抱き締める母に、 大丈夫だから、と言ったおれは約束を守れなかった。 母も家に帰って来て、ひっそりと泣いていた。 家族の一員だったふーこ、 いなくなると家がとても静かになった。 首の鎖を引きずる音や、 救急車が走る度に吠える声、 アスファルトを歩くふーこのポテポテという可愛い音。 どれももう聞く事ができないと思うとまた悲しくなる。 たぶんふーこの音でなければならないのだろう。 今日はふーこの遺影を持って、 好きだった畑に行き、咲き誇るコスモスを摘んで来た。 ふーこの遺影に供える。 去年の今日は死んだふーこを抱え畑に行き、コスモスを摘んだ。 これからおれはコスモスを見る度にふーこを思い出すのだろうな。 ふーこありがとう、 母を守ってくれて。 おれを癒してくれて。 またいつか、天国のコスモス畑で会おう。 PR | カレンダー
最新TB
プロフィール
HN:
うつぼ
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1977/02/13
職業:
元バーテン今フーテン
趣味:
お酒
自己紹介:
時の流れは早く、もう30なのだけれど。
おいしいお酒が飲みたいほんとは31才。 ブログ内検索
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そっか、ふーこの命日だったんだ。私も聞いた時は悲しかったよ。
本沢山読んでいるんだね、話ができそうでなんだか嬉しいなぁ。最近は本の話できる人が周りにいないもので。また来ます、体気を付けてね(^o^)
最近何か読んでますか?
おれはパトリシア・コーンウェルの検死官シリーズを読んでます。
そういや今度近くで、
日本推理作家協会の理事長も務めた、
大沢在昌の講演がありますよ。
うつぼの好きな作家の一人です。
また、好きな作家やおすめめの本でも教えて下さい
ふーこの様に素敵な言葉で振り返って下さい
(笑)
ちなみにうちの実家の愛犬(14才)は健在です!
きっと亡くなったら有り難さに気付くんでしょうね。
14才か、わんこにしちゃ長生きだな。
実家にいる時は目一杯可愛がってな、
死なれた後で、もっとこうしてやればよかったって気付くんだよな。
まぁ人間も同じだろうけど。
結局後悔の連続だろう、生きるという事は。
ところでなんで"ふーこ"?まさか安易に名前から一文字だなんて…
きっと天国でもポテポテ歩いてるよ。
うちのも14歳だワン。
ご明察、一文字とった名前です。笑。
安易や。笑。
一つだけ携帯にある、ポテポテ歩いておれのとこによって来るムービーが、
宝物です。
誰からも愛情を受けた事のないぶんだけど、
わんこには愛情注いであげてね。笑。