お風呂にゆずを浮かべて入ってみた。
心が休まり、体がいつもよりあったまる。

ゆずをおしりに挟んでみた。
挟まらなかった。

後悔した。

３０過ぎたいい大人、うつぼです。

☆☆☆

１２月はうちのスナックも何かと忙しいだろう、
という事で、
スナックの仕事に専念する事にしたおれ。
スーパー黒服として名を馳せようとしたが仕方がない。

カクテルが作れる、というのが少しずつ浸透してるのか、
昨日来た宴会の客がお開きの後に一人で残ってカクテルの注文。

うちの彼女を横に座らせ、
まずは「I love you」で２杯作れとご注文。

ええ、できますよ。笑。

おれは少し考え「XYZ」というカクテルにグレナデンを入れてシェーク。

ほんのりと淡いピンクのカクテルの出来上がり。

こういう注文にはうまいまずいもない。
そりゃうまけりゃ問題はないが、
その前に何故「I love you」の注文でこのカクテルを作ったか、
その問いに素早く答えるカクテルを作る事が大事になってくる。

おれの答えはこう。

ラムを作ったカクテル「XYZ」は、
その名の通りアルファベットの終わり、
これ以上のカクテルはない、という事。

そのレシピにグレナデンを入れて「XYZ」を壊した。
そう、愛に終わりはないと言う事。
アルファベットに終わりはあるが、
愛は永遠に続く。
いや、永遠に続く。

そんな答えで作ったカクテル。

どんだけ。
おれどんだけかっこいいん。笑。

どんだけロマンチスト〜！！！
エグザイル先輩〜！！！

てなわけですが、
お客は酔っていたのでおれの出したカクテルの答えには興味なく、
ただ、カクテル、というこの辺じゃ飲めない酒を楽しんでいただけでしたとさ。

それでも、
おれはめっちゃ嬉しいんだけどね。

スナック「月の世界」
カクテルのご注文承ります。笑。

ひぃは必ず飲みに来るように。笑。