『兄ちゃんも一曲歌えや。』

少し遅れて店に出たらそんな声が。

仕方なく客層に合わせて『川の流れのように』を歌ってみたら、

『それさっき歌ったよ。』
うつぼです。

☆

先日、ほぼメール連絡のみの友人から電話が。

二人で自民党をぶっ壊そうと誓った仲の友人。

びっくりしたのは話す事すら久しぶりなのに、近況や、仕事や、一般的に聞かなければいけない事をすっ飛ばして、
しょうもない中身がない話しをした事。笑。

これはすごいなぁ。笑。

社交辞令やあいさつとか、めんどい事をすっ飛ばせる友達ってやつはありがたいもんだ。

彼とは昔、バーカウンターを挟んで、女、金、スポーツ、金、仕事、金、政治、競馬、チベット、金、笑った時に『ふがっ』ってなる女とは付き合えない、などと色んな話しをした仲でもある。

なかなか博識なやつではあるが、その九割は人生において必要のない知識。

穿った見方をすればアホだが、一緒に笑ってるおれもアホになれる楽な存在。

東京を離れて四年ぐらいかな、おれも。

だいぶ人も離れたが、そいつはちょこちょこメールしてくれる男である。

ありがたいもんだ。

ありがとう。

ただ、残念な事に、その電話をしながら、御徒町のピンク街に消えていった彼。笑。

ちなみに歌舞伎町のオカマバーではＶＩＰ席に通される男。笑。

次に彼と会う時は、おれは子供連れ、彼はオカマ連れ。

どんな面白い絵だこのやろう。笑。