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お酒と畑と本があればいい、そんな人生のほほん日記。
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田舎のマティーニ。
藤沢周平の「たそがれ清兵衛」を読んで、
自分が江戸の町並みを歩く夢を見て寝た、かわいいうつぼです。 昨日はうちのお店に久しぶりに来た客が。 おれもだいぶ気に入られてて、がぶがぶ飲ませてくれる。笑。 金払いもいいのでかなりの上客。 そんな客が前回帰る時に言ったのが、 「マティーニが飲みたい。」 正直マティーニは得意だ。 だがそれは、グラス、氷、ミキシング、ジン、ベルモット、マドラースプーン、オリーブ。 全部おれが使う物が揃っての話し。 たかが一人の客の為に揃えるにはちとキツい。 もちろん他の物でも作れるが、 ほんのちょっとのプライドが邪魔をする。 だがそれも前のおれの話し。 ここは田舎のスナック、うまい物が作れるにこした事はないが、昔青山でやってたおれのスタイルを継続させるのは無理だ。 いまできる事をしよう。 もし、おれのカクテルを飲みたい客が増え、 儲けが出るようになったら、 少しずつ自分のスタイルにしていけばいい。 おれは普段使わない安いベルモットを買い、 ジンは店にあるビフィーター、(マイジンはタンカレー) 100均のグラスにシェークスタイルにしたマティーニを注ぐ。 最後にカクテルピンではなく、つまようじに差したオリーブを飾る。 どうだっ! これが田舎のマティーニだよっ! 文句があるなら飲んでみろっ! いまおれが出来る精一杯のマティーニだ。 客は飲んで一言、「うまい。」と。 ありがとう、他に言葉はいらない。 更におかわりをしてくれた客に感謝。 青山のバーをやっていた頃、 帝国ホテルのメインバーのギムレットが口に合わず、 わざわざおれのバーまでタクシーで乗り付けてマティーニを飲んでくれた客もいた。 もし、青山の客が喜ぶマティーニを作れたおれが、 この田舎の客をカクテルで喜ばす事が出来たなら、 それはきっと素晴らしい事だろう。 心にかかってた霧が少し晴れた。 わかった、おれはまだバーテンダーなんだな。 PR | カレンダー
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プロフィール
HN:
うつぼ
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1977/02/13
職業:
元バーテン今フーテン
趣味:
お酒
自己紹介:
時の流れは早く、もう30なのだけれど。
おいしいお酒が飲みたいほんとは31才。 ブログ内検索
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うつぼ氏のカワユイ所が垣間見られて♪
私の心の霧も少しずつ晴れる日が来るといいな…。
トミの心の霧は必ず晴れるよ
おれにはわかるん
今、無理やり晴れにしてまたすぐに霧がかかるぐらいなら、
自然に晴れるまでじっと待とうぜ。
遠くは見えないけど、足下は見えるはず。
いまはトミにとって、きっと足下を固める時期なんだよ
彼はお元気でしょうか。
覚えてるのは胸が当たるぐらい側に来たゆかりさんだけちゃうんかい。笑。
いつもクダ巻いてく将軍様(女性)も、
和田勉に似た有名らしいデザイナーも、
意外と結構覚えてますよ。
今井さんも、ロト外しまくってたオッサンも(笑)
あと、江夏(笑)
ちなみにあのデザイナーが一番大物だよ。笑。
んでその人さえ頭を下げるデザイナーのドンも来てたんだよ。
トムラさん会った事ねぇかなぁ、
とにかくすごかったな。笑。