去年の今頃からビクトリーシーズンが３か月続き、
貯めに貯めたり５０枚の万札。
そのスロット貯金を入れていたラルフの箱。
掃除がてら振ってみるとカサカサと。
これはもうけもん、
今は一枚でいいから大きな額の金が欲しい。

あれ？
領収書が入ってた、なんてオチもなく、
何も入ってない。
何がカサカサしたんだおい？

初詣ででは、
「今年もビクトリーシーズンが来ますように。」
そうお願いするつもりのうつぼです。

☆☆☆

昨日、友人からメールが。
おれが東京にいる時に海外に行き、
そいつが戻った時にはおれが体調を崩して何年も会ってはいないが、
大事な友人。

というか勝手におれがライバルと考えてる男。
向こうはなんとも思ってないだろうが。笑。

おれでも知ってる超有名高校に行き、超有名、ってより日本一の大学に進む。
ただそれだけですごい、と飲まれてしまうヤツもいるが、
残念ながらおれはなんとも思わなかった。
要するに学歴や容姿や何も関係なく、
ただその男に興味を惹かれ今は尊敬もしている。

出会いはおれが他の店長に頼まれて手伝ったロッテリア。
原宿竹下通りにグランドオープンした店にひょっこりバイトで入って来たその男は、
初対面で「こいつはやばいな。」
とおれに思わせた。

そこに理由はいらないわけで。

ただ、付き合っていくうちに頭がキレ、できる、事がわかりおれ自信も納得した。

おれは時には負けたくないと思い、
時にはおれが持っていない才能に悔しがりもした。

その腹いせにそいつの部屋のポストから手を入れ鍵を開け、
本人がいないその部屋で勝手にシャワーを浴びて「はじめの一歩」を読んでたり、
何人かで集まってまたもや勝手に部屋に入り、
部屋の模様替えをしたりもした。

これは犯罪や。笑。

いつかこいつにおれを認めさせてやろう。
そんな風に思えるいい存在。

近いうちに遊びに来てくれるそうだ。
そいつは嬉しい。

昔のおれのカクテルの味も知ってる男。

腕はだいぶ鈍ったが心はまだ折れていない。
そんなおれのカクテルも飲んでおいてもらおう。

５年後、腕を上げ自信を持って作るおれのカクテルと比べてもらう為に。