兄上からエスプレッソマシンをもらう。
いい時間を過ごせそうだ。
うつぼです。

☆

この世には不思議な事がたくさんある。

全ては信じないが、
信じたい事もある。

今日の午後、店でお茶をやりながら野沢菜をつついていると、
母が「ふーこが来た！」と言う。
「ふーこ」とは一昨年死んだうちの愛犬。

「ふーこが来た」とは一体どういう事か。
聞くと犬小屋とうちの裏（昔の犬小屋があった場所）に足跡がある、
との事。

まさかぁ、と見にいくと・・・

ありました、かわいい足跡が。笑。

と、ここで普通の人が考えるなら、
野良犬か近くの犬が足跡をつけた、
ってな話しで終わり。

ところがうちの近くに放し飼いの家はなく、
この近くに野良犬はいない。

さらに・・・

ふーこがいた犬小屋に足跡が向かっていた。
犬小屋の前で足跡が終わっていた。
この間の雪ではっきりと足跡が残っている。

そう、犬小屋に入ったが、出た足跡はない、
という事。

もし他の犬が来ただけなら、
必ず帰りの足跡が付くはず。
安手の小説のようだが、
帰りの足跡がないのである。

つけた足跡に沿って後ろ向きに戻る、
そんな事が犬にできるか？笑。

ふーこ、
久しぶりに遊びに来たんだね。

誰が何を言ってもおれはふーこが来たと信じる。

不甲斐ないおれの様子を見に来たんだろう。笑。

次に来る時は春がいいな。
でも春だと雪もとけて足跡がつかない。

犬小屋の前に砂でも撒いておこうかな。笑。

そういえば、ふーこの墓前にあるお菓子を最近変えていない。
もしかしたらいまあるお菓子に飽きたから他のにしろ、
そんな事言いに来たのかな。

今度買い物に行って、
なんか買って来てやろうっと。